2026年7月18日(土)~7月19日(日)に幕張メッセ(千葉県)にて「第32回日本心臓リハビリテーション学会学術集会」が開催され、当会の福原代表理事が参加しました。
以下、福原代表理事からのレポートが届いておりますので、ぜひご覧ください。
7月18日、千葉・幕張で開催された第32回日本心臓リハビリテーション学会学術集会のパネルディスカッションに参加しましたので、ご報告します。テーマは「“聴く”を共有する多職種連携」でした。心臓リハビリテーションに携わる医師、心理学者、言語聴覚士、看護師の皆さまとともに、病気を持つ当事者として発表を行いました。
発表では、私自身および心臓リハビリテーション経験者が感じている以下の課題や期待を共有しました。
- 退院時に心臓リハビリテーション施設が近くにない
- 遠隔心臓リハビリテーションは費用面などの課題がある
- 横浜市のY-Hearts Project(啓発、実施医療機関紹介、ジム等提携施設紹介、マップ化など)のような取り組みが全国に広がることへの期待
- 心臓リハビリテーションそのものの認知度が低いこと
また、ある調査結果をもとに、患者だけでなく医療者側もコミュニケーションに難しさを感じている現状を紹介し、改善策として以下の方法を提案しました。
- 症状や質問事項を事前にメモして準備する
- 図やイラストなどの印刷物、模型の活用
- 家族や支援者の同席
さらに、病気を持つ人はそれぞれ悩みや価値観、希望が異なり、同じではないこと。生活の中で病気と向き合っているため、言葉として表に出た内容だけで判断するのではなく、その背景を含めて「聴く」ことが重要であるという共通認識が生まれました。
特に印象に残ったのは、「聴くときにはニュートラルな環境を整えることで、プラスの言葉や姿勢が引き出される」 という言葉です。
一方で、診察やリハビリの時間には限りがあり、どこまで聞き取りや寄り添いができるのかという現実的な課題も浮かび上がりました。
90分のディスカッションを通じて、心臓リハビリテーションには多くの職種が関わり、その連携こそが質の向上の鍵であることを改めて実感しました。
代表理事 福原斉