心臓弁膜症関連ニュース

今年1月、世界で初めて遺伝子操作で拒絶反応が起こりにくくしたブタの心臓をヒトに移植した手術がアメリカで行われました。手術を受けた男性は、手術前につけていた人工心肺装置ECMO（エクモ）が外れ、一時術後の経過は順調でした。

残念ながら男性は手術からおよそ2カ月後に亡くなりましたが、この移植手術を受けていなければ命が危険な状態だったそうです。

今回の移植手術では、遺伝子操作したブタの心臓移植はヒトの体内で機能し、拒絶反応も現れないという貴重な知見が得られました。心臓移植手術の進展に大きく貢献し、移植を待つ患者の大きな希望となるでしょう。

以下の記事では、ブタの心臓を移植した男性の経過や、異種移植への期待について報じています。ぜひご覧ください。

ブタの心臓を移植したアメリカの男性 約2か月後に死亡　ＮＨＫ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220310/k10013523481000.html

世界初のブタ心臓移植を受けた男性が死亡、術後2カ月　BBCニュース

https://www.bbc.com/japanese/60686479