活動報告

NCD Alliance主催 当事者アドボカシー能力強化・トレーナー養成ワークショップ「Our View, Our Voices 2019」に、代表理事の福原が参加しましたので、報告いたします。

(c) NCD Alliance/Gilberto Lontro

非感染性疾患（＊）のアドボカシー活動に取り組むグローバル団体NCD Allianceが主催するアドボカシー能力強化・トレーナー養成ワークショップ「Our View, Our Voices 2019」が6月26日から28日にスイスにて開催されました。世界の11の国から22名が参加し、日本からは私を含め3名が出席しました。

3日間のワークショップを通じて、非感染性疾患(NCDs)の世界での状況、課題を知り、効果的にアドボカシーを実践するスキルとは何か、どのようなトレーニングが必要かを学びました。当事者の観点を他者の共感を呼び、行動に結び付ける声として届けることが重要と感じました。またそれを実践している人たちの例も聞く機会でもあり、その人たちの熱量の高さから刺激も大いに受けました。

日本でもNCD Alliance Japanが中心となり、この課題に取り組む計画が進行しています。今回の貴重な経験をその計画に反映出来るように努力していきます。

（＊非感染性疾患には、循環器病（心臓発作及び脳卒中など）、がん、慢性呼吸器疾患（慢性閉塞性肺疾患及び喘息など）及び糖尿病などがあります。NCD 共通の課題として、スティグマ（負のレッテルによる偏見・差別）の払しょくや、病気を持ちながら働ける環境づくり、専門医療の均てん化（医療技術の地域格差解消）などが挙げられます。）

参考：

日本医療政策機構のレポート: 【参加報告】NCD Alliance主催 当事者アドボカシー能力強化・トレーナー養成ワークショップ「Our View, Our Voices 2019」（2019年6月26日～28日）

NCD alliance: Stronger together: Growing the #NCDVoices movement through training