【減塩】スパイス&ハーブを活用した減塩方法とレシピのご紹介②
昨年11月開催のオンライン勉強会「スパイスとハーブを活用しておいしく減塩」でご紹介したレシピを、講師の遠藤由美さん(エスビー食品株式会社、スパイス&ハーブマスター)よりご提供いただきました。2月から隔月で第3週と第4週に掲載予定で、今回は2回目です(全6回)。今回は、スパイスとハーブを普段の料理に活用するコツとレシピをご紹介いただきました。ぜひご覧ください。
前回の配信は以下のページからご覧いただけます。
①「スパイス&ハーブを活用して減塩料理に挑戦!①【前編】~スパイス&ハーブの基礎~」
これまで開催した勉強会の内容は、こちらをご覧ください。
https://heartvalvevoice. jp/news/benkyokai210929/
「スパイス&ハーブを活用して減塩料理に挑戦!①【後編】~スパイス&ハーブの基礎~」
エスビー食品株式会社
スパイス&ハーブマスター
遠藤由美
◆減塩料理のススメ
さて、今回のテーマは、「スパイス&ハーブを活用して減塩料理に挑戦」です。
毎日の食事の栄養バランスに気を遣うなかで、食塩摂取量を減らしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
まずは、日本人は毎日の食事の中でどれくらい食塩を摂取しているのか、また一日の摂取目標量について確認していきましょう。
厚生労働省の「令和元年国民健康・栄養調査」によれば、日本人は成人男性で1日10.9g、成人女性で9.3gの食塩を摂取しているという調査結果が出ています。
それに対し、同じく厚生労働省が掲げる「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によれば、成人男性は1日7.5g未満、成人女性は6.5g未満が目標値とされています。
目標値に対し、現在の摂取量は男女それぞれ1日3g前後多く摂取しており、かなりオーバーしていると言えるでしょう。
成人女性を例にとって計算すると、1日の摂取量を目標値に抑えるためには、
目標が6.5g未満ですので1回の食事では2.2g未満に収めることを意識していくと良いでしょう。
◆減塩料理のための4つの工夫
実際の料理の中で、塩分を控えて物足りなくなった料理の味を引き締めたり、風味を引き立てる方法を4つご紹介します。
①「旨味」
煮物、汁物などには天然の「だし」を使っておいしく工夫。
②「酸味」
酢やかんきつ類、トマトなどの酸味で爽やかなアクセント。
③「辛み」
カレー粉、唐辛子、わさびなどの辛みで料理の味を引き締める。
④「香り」
しそ、バジルなどハーブの香りをプラス。生姜、ミョウガなど薬味の香りを添えて。
◆減塩料理に挑戦(単品スパイスを使って)
いつもの料理にスパイス&ハーブの香りを添えて、減塩料理に挑戦してみましょう。
材料をしっかり計量して、香辛料の香りを楽しみましょう。
● ハーブ唐揚げ
バジル、オレガノなどハーブが香る、柔らかジューシーな唐揚げです。
https://www.sbfoods.co.jp/recipe/detail/05386.html
食塩相当量0.9g
● 牛肉の中華風クミン炒め
クミンシードの香りと食感がアクセントの中華風炒め物です。
https://www.sbfoods.co.jp/recipe/detail/05541.html
食塩相当量1.3g
● かぼちゃのソテー ローズマリー風味
ローズマリーのすっきりした香りを添えて。作り置きおかずにもぴったりです。
https://www.sbfoods.co.jp/recipe/detail/02452.html
食塩相当量0g
● 3つのスパイスで作る!レンジで簡単チキンカレー
最近人気のスパイスカレーが3種類のスパイスで簡単に作れます。
https://www.sbfoods.co.jp/recipe/detail/08760.html
食塩相当量1.1g
その他おすすめのレシピはこちら⇓
「スパイス&ハーブ香る塩分控えめレシピ」
https://www.sbfoods.co.jp/brand/special/genen/recipe_hikaeme.html
本記事は情報提供であり、心臓弁膜症ネットワークとして特定のサービスを推奨するものではありません。疾患や症状に応じた食事や減塩については、主治医や管理栄養士にご相談ください。