【開催報告】2024心臓を守る親子教室「病院を探検しよう!医療のお仕事を体験してみよう!」開催レポート
当団体が後援した、子どもへの循環器病に関する知識の普及啓発活動を目的に開催されたイベント「2024心臓を守る親子教室」に参加した福原代表の開催レポートをお届けします。
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東京都の脳卒中・心臓病等総合支援センターである3病院(日本医科大学付属病院、榊原記念病院、武蔵野赤十字病院)の合同チームによる「2024 心臓を守る親子教室 病院を探検しよう!医療のお仕事を体験してみよう!」が7 月21 日(日)榊原記念病院にて開催されました。当会は後援団体のひとつでもあり、当日見学をさせて頂きましたので、その報告
をいたします。
60 組の募集枠が募集開始後90 分で埋まるという人気イベントの午後の部(30 組)を見学しました。磯部光章病院長による開会のご挨拶に続き、6 つのブースに分かれ、順次入れ替わるという流れでした。
1 心臓の基礎、ドックンという心音と心雑音、弁の役割、最新の治療TAVI
2 心臓超音波検査(心エコー図)
3 遠隔心臓リハビリテーション
4 妊婦体験
5 人工心肺、ECMO、人工呼吸器、人工透析器、血栓回収デバイス
6 心臓マッサージとAED
参加者は、カテーテルを実際に動かし、同伴者の心臓をエコーで見て、ウェアラブルデバイスを手首に装着して心拍などのデータを病院へ送信し、心臓マッサージにAED 装着を経験したりと五感を使った知識・体験が用意されていました。
会場が病院ということもあり、普段では立ち入ることが出来ない院内も案内してもらいました。
1 院内薬局での調剤体験
2 モービルCCU というドクターカーと救急外来室
3 心臓リハビリテーション室
4 放射線の説明に続きCT 室とカテーテル室見学
3 時間の教室は盛りだくさんで、あっという間に終わったようです。病院で働く医師、看護師、臨床検査技師、理学療法士、臨床工学技士、臨床放射線技師などに出会えたのもいい経験になったと思います。「今日見て、体験したことを自宅で家族に話してください」という挨拶で閉会となりました。
このイベントを通じて子供が医療へ関心を寄せるに加え、家族・親族でも健康意識が向上することを期待します。
会場では磯部先生、講演・研究でご一緒した中山敦子先生とお話する機会があり、聴診のイベントの実施可能性についてお話を聞くことも出来ました。聴診器を使った聴診に加え、デジタル聴診器を使った遠隔診断、遠隔心臓リハビリテーションの必要性やAIとの親和性などをもお話することができ、有意義な夏の午後を過ごしました。
当日の写真等を含めた報告・詳細はこちらからご覧いただけます。
https://www.hp.heart.or.jp/topics/topics-13718-2/
代表理事 福原 斉
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